2021 Fiscal Year Research-status Report
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20K16412
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
谷 総一郎 滋賀医科大学, 医学部, 客員助教 (40721022)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 大腸癌 / シヌクレイン ガンマ |
Outline of Annual Research Achievements |
シヌクレインーガンマは神経フィラメントの一つである。シヌクレインーガンマの発現が癌進展、転移と相関するという報告されているが、大腸癌の遠隔転移に おけるシヌクレインー ガンマの分子生理学的機序については明らかでない。これまでの研究で我々はシヌクレイン ーガンマが癌のリンパ節転移に関与することを見出した。本研究はシヌクレインーガンマに 注目し、癌転移の機序解析とシヌクレインーガンマの分子生物学的意義を解明することを目的とする。シヌクレ インーガンマの遺伝子改変細胞株を作成し、シヌクレインーガンマ発現 調節による癌細胞の浸潤能、転移能の変化についてin vitro, in vivoの両面から解析を おこなう。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
臨床検体を用いた免疫染色を行い、その評価と臨床情報との関連を検討している。 細胞株を用いたin vitroでの解析について準備を行っている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は細胞株を用いた解析を進める予定であり、その後、マウスモデルへの検討を行う。
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Causes of Carryover |
シヌクレインガンマの免疫染色を進め、臨床情報を用いた解析を進めている。 遺伝子改変細胞株の樹立とその検討に時間がかかっている。
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