2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of seed sequences for oligonucleotide therapeutics targeting neurodegenerative disorders
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20K16452
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
米田 竜馬 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (00734881)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | m6A修飾 / lncRNA / TLS/FUS / 相分離 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、TLS/FUSと強く結合する配列の候補として、lncRNAであるpncRNA-D由来の20ntのRNA断片を同定した。さらにこの配列中にm6A修飾を受けるアデノシンがあることを同定した。 また、GFP融合TLS/FUSの安定発現細胞を用いて、上記の20nt RNA断片がTLS/FUSの野生型及びH517D、R521G変異型の相分離に与える影響を見た。その結果、m6A修飾を施したRNA断片で、非常に強い、相分離阻害効果が得られた。これらの研究成果を、Int. J. Mol. Sci.誌に論文として、そして第44回日本分子生物学会年会におけるワークショップで発表した。 また既にTLS/FUSと強い相互作用を示す13ntのRNA断片5'1-1を用いた研究も進めた。TLS/FUSの相分離がピペッティングによる物理刺激により促進され、凝集体形成がより多くなることを確認した。しかし、5'1-1存在下ではTLS/FUS顆粒数の減少が見られ、in vitroにおいてもlncRNA由来RNA断片の相分離阻害効果を得た。上記の研究は京都大学の片平正人教授の研究室と共同で行われ、Sci. Rep.誌に発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
lncRNAであるpncRNA-Dの一部である5'1-1とFragment 6を用いた研究結果を、筆頭著者として2報の論文として発表することがき、TLS/FUSとlncRNAとの相互作用が相分離に対する影響について研究が進んだ。
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Strategy for Future Research Activity |
13ntの5'1-1や20ntのFragment 6のTLS/FUSの相分離への効果を確認できたので、今後はこれらのRNA断片が神経分化に及ぼす影響を観察する。具体的には、SHSY5Y細胞やiPS細胞を用いて、RNA断片存在下で神経分化にどの様な影響が出るのかを見る。またGFP-TLS/FUS安定発現細胞株を用いて、TLS/FUSの相分離を阻害する試薬候補を探索する。
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Causes of Carryover |
コロナ禍において必要としている消耗品の在庫がない時期があり、予定通りに物品を購入できなかったため。
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Research Products
(3 results)