2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of screening methodology for early symptom relief and psychosocial support of AYA generation cancer patients
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20K16566
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Research Institution | National Cancer Center Japan |
Principal Investigator |
平山 貴敏 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (80794750)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | AYA / スクリーニング / サバイバーシップケア / アンメットニーズ / 早期からの緩和ケア / 心理社会的支援 / がんサバイバーシップケア / 多職種支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
【研究の目的】AYA世代のがん患者には様々なアンメットニーズが存在しており、このことが適切な医療や支援が提供できないことに大きく関連していることが示唆されている。AYA世代のがん患者のアンメットニーズに対応するためには 早期に個別のニーズを把握し、多職種で対応する必要がある。そこで、AYA世代のがん患者のニーズを把握するためのスクリーニング法を開発することが早期からの症状緩和と心理社会的支援に有用と考えた。本研究は、国内のAYA世代のがん患者を対象としたスクリーニング法を開発することが目的である。国内ではAYA世代のがん患者を対象とした支援体制は確立されていないため、スクリーニング法を開発することでスクリーニング後のアンメットニーズのトリアージ体制を構築し、国内のAYA世代がん患者が抱える特有の課題への早期からの対応や症状緩和を含む適切な医療や心理社会的支援の提供に役立てることが可能となる。
【研究実施計画】2020年度:1. 国内のAYA世代がん患者を対象とした半構造化面接調査および開発したスクリーニングツールの実施可能性試験、2. 開発したスクリーニングツールの実施可能性試験 2021年度:早期症状緩和と心理社会的支援に関するスクリーニング法の開発…実施可能性試験の結果について、日常的にAYA世代のがん患者を診療している多職種の専門家およびAYA世代のがん経験者で検討する。それを基に国内への普及実装を行うべくスクリーニング法を開発し、結果を論文にまとめて公表する。
【2021年度に実施した研究成果】開発したスクリーニングツールの実施可能性試験の結果について、日常的にAYA世代のがん患者を診療している多職種の専門家およびAYA世代のがん経験者で検討した。それを基にスクリーニング法を開発し論文にまとめ、現在査読付きの国際雑誌に投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
AYA世代がん患者の早期症状緩和と心理社会的支援に関するスクリーニングツールを開発し、実施可能性試験の結果を論文にまとめて査読付きの国際雑誌に投稿中であるが、現時点で出版・公表には至っていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
開発したAYA世代がん患者の早期症状緩和と心理社会的支援に関するスクリーニング法について、関連領域の査読付きの国際雑誌において出版・公表を行う。
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Causes of Carryover |
COVID-19の流行に伴い学会がWEB開催となり出張費の支出がなかったこと、投稿中の論文が現時点で受理・出版されておらずオープンアクセスに伴う費用がかからなかったことが理由である。従って、次年度はCOVID-19の流行状況にもよるが、学会出張費および論文のオープンアクセスに伴う費用に研究費を使用する計画を立てている。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] A Support System for Adolescent and Young Adult Patients with Cancer at a Comprehensive Cancer Center2022
Author(s)
Hiroto Ishiki,Takatoshi Hirayama,Saki Horiguchi,Ikumi Iida,Tamae Kurimoto,Mihoko Asanabe,Miho Nakajima,Akiko Sugisawa,Ayako Mori,Yuki Kojima,Ryoko Udagawa,Hayato Tsuchiya,Mami Oki,Mariko Shimizu,Yuko Yanai,Shoko Touma,Keiko Nozawa,Rebekah Kojima,Naoko Inamura,Asami Maehara,Tatsuya Suzuki,Eriko Satomi
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Journal Title
JMA Journal
Volume: 5
Pages: 44~54
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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