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2020 Fiscal Year Research-status Report

急性期脳卒中におけるてんかん原生の解明(多施設前向き観察研究)

Research Project

Project/Area Number 20K16603
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

松原 崇一朗  熊本大学, 病院, 特任助教 (20772156)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords脳卒中 / てんかん / 脳梗塞 / 脳出血
Outline of Annual Research Achievements

まずは実態調査研究として、当院で急性期脳梗塞の診断で入院した患者に対して、現在,患者背景、画像検査、脳波所見など収集し急性症候性発作、および脳卒中後てんかん発症の頻度を検証している.ただし当院での脳梗塞症例,およびその中でもてんかん発作合併症例は多くないため,より規模を広げて検証する必要があると考えている.そのため,県内の関連施設と連携して脳卒中にてんかん発作を合併する可能性が高い症例(既報での予測スコアが高い症例)に対して,前向きの多施設非介入登録研究として,同様の検証を行う予定としている.特に急性期脳梗塞患者において考えており,それについては研究協力施設と連絡し,患者登録ができるように倫理審査申請を協議中である.各施設での登録可能状況になり次第,前向きに患者登録,解析を行う予定としている.
なお2020/8/24の脳卒中学会のシンポジウムにおいて, 急性期脳卒中とてんかん発作について,「急性期脳卒中診療における脳卒中後てんかん発症のリスク因子」と題して発表を行なった.急性期での脳波異常がてんかん発作と関連することや急性期脳卒中での遷延するするてんかん重積が後の脳卒中後てんかん発症リスクであること,また抗てんかん薬以外のてんかん発作・てんかん原性抑制がある治療としてスタチンが可能性として報告されていることを概説した.同内容に関連して,急性期脳卒中と脳波モニタリングについての総説を英語論文に投稿予定である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

現在の自身の職位として臨床業務にエフォートを割く時間が予想以上に多いため,課題に遅れが出ていることを認識し取り組んでいく必要がある.

Strategy for Future Research Activity

より研究業務に対してのエフォートを避けるよう時間管理に注意しながら取り組んでいく必要がある.また指導教官ともより密に相談を行い,円滑に研究が進むよう努める.

Causes of Carryover

当初目的としていたパーソナルコンピューター及び脳波解析ソフトの購入に計上予定している.
また研究関連費用として出張費や学会費の計上を予定している.

URL: 

Published: 2021-12-27  

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