2021 Fiscal Year Research-status Report
N-メチル-D-アスパラギン酸受容体作動薬による治療抵抗性統合失調症治療の再検討
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20K16640
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
木村 大 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任講師 (10646409)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ドパミン過感受性精神病 / NMDA受容体 / D-セリン / D-サイクロセリン / 認知機能障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
NMDA受容体機能の低下したラットに対するNMDA受容体作動薬の効果を検証することを主眼としているが、NMDA受容体機能の低下した非ドパミン過感受性モデルラットおよび受容体機能は正常なドパミン過感受性モデルラットを作成した。これらのラットに対して、認知機能障害の指標であるpre pulse inhibition test (PPI) およびT迷路試験を現在施行しているところである。また、各ラットの脳部位(前頭前野、線条体、側座核、扁桃体、海馬)を摘出し、認知機能に関連するタンパク発現を調べた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
モデルラットは作成できているが、現状では脳内の各プロテインアッセイを行っている段階であり、依然としてD-セリン等の薬剤投与実験にまでは至っていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
本年よりD-セリン等の薬剤の効果判定を鋭意進めていく。
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