2021 Fiscal Year Research-status Report
A study for establishment of diagnostic criteria for [F-18]FLT PET / CT in breast cancer patients
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20K16754
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
森 美央 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (70870070)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 症例集積 / 検査プロトコル設定 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、乳癌患者に対し [F-18]FLT PET/CTおよび[F-18]FDG PET/CTを行い、両者を比較することで、[F-18]FLT PET/CTの乳癌症例における画像的特徴を明らかにすることを目的としている。 研究の2年目である2021年度には、前年度に設定した下記の検査プロトコルを実施し、症例を集積した。[F-18]FLT及び[F-18]FDGの合成、PET/CT検査実施はどちらも申請者の施設内、東京医科歯科大学 核医学PETセンターで行った。 ①[F-18]FLT PET/CT:3.7MBq/kgの容量の[F-18]FLTを投与後、1時間後から全身PET/CT検査を実施する。 ②[F-18]FDG PET/CT:検査前4時間以上の絶食を行う。3.7MBq/kgの容量の[F-18]FDGを投与後、1時間後から全身PET/CT検査を実施する。 現在までに8症例を登録した。4症例が術前病期診断を目的とした撮像で、いずれもネオアジュバント療法は行われていなかった。2症例は再発病変の活動性評価を目的に撮像された。2症例は多発転移の症例の活動性評価目的の撮像であった。8症例のうち7症例で[F-18]FDG PET/CTも施行されており、1症例は[F-18]FLT PET/CTのみの施行となった。論文執筆のための関連文献の検索を開始し、introductionの執筆を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究では[F-18]FLT PET/CTおよび[F-18]FDG PET/CTの両方を撮像することで比較する研究計画としたため、検査のために2度の来院が必要である。当院ではCOVID-19流行のため通常診療においても来院を極力減らす方針を取っていたため、研究計画時に目標としていた25症例/年の症例登録に満たなかった。 しかし2022年3月で[F-18]FLT PET/CT使用の施設認定が終了したため、症例数は少ないものの症例の集積は完了することとし、データの分析を開始している。
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Strategy for Future Research Activity |
集積された症例のデータを分析し、論文執筆を進める。
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Causes of Carryover |
研究期間4年のうち、当初は後半の3-4年目に国際学会報告等を行う目的で予算を高めに組んでいたが、実際には前半の1-2年目において、国内学会参加による情報収集・関連する先行研究論文の英文校正などで研究費を使用する機会が多かった。COVID-19流行により国際学会にはオンライン参加が予想されるため、予定していた研究期間後半の旅費の使用はないと思われる。
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