2021 Fiscal Year Research-status Report
心筋虚血評価に最適な低侵襲心筋CT perfusion検査の開発と臨床応用
Project/Area Number |
20K16760
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
田邊 裕貴 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教(病院教員) (70836189)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | Myocardial perfusion |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度から引き続き、新たな心筋Static CTPの定量指標の開発を継続し、その臨床的な妥当性について検証した。ファントム実験の結果から造影剤濃度とCT値には非常に高い正の相関性があることを確認し、心筋 Static CTPにおける心筋の造影効果をテストインジェクションデータにおける大動脈の最大造影効果で除することで得られるMyocardial Perfusion Ratio to the Aorta(MPR, 旧名称: simulated enhancement ratio(SER))が個人間のarterial input functionの違いによる影響を受けにくい新たな定量指標になると考えた。心筋SPECTをゴールドスタンダードとした場合、MPRはarea under the curve(AUC):0.84(95% confidence interval, 0.76– 0.90))、感度78%、特異度84%であり、従来指標である心筋CT値やtransmural perfusion ratio (TPR)よりも高い診断能があることを確認できた。また、定性評価と比較するとAUCでは有意差は認められなかったが、定性評価の感度67%、特異度90%であり、定性評価の感度の低さをMPRが補強できる可能性があることがわかり、Static CTPの評価においては、定性評価と定量評価(MPR)を組み合わせた統合評価が有用である可能性も示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
一昨年度から続くパンデミックの影響もあり、症例数の減少が著しく、他病院との連携も難しい状況であるため、当初のCTP実施予定件数よりも少ない状況であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度については、昨年度までの検証で得られた4D-SFやMPRを併用して、虚血性心疾患症例におけるStatic CTPと Dynamic CTPの診断能の比較検証を行う予定である。
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Causes of Carryover |
一昨年度から続くパンデミックの影響もあり、研究遅延が発生したため。本年度においては、主に研究成果をまとめ、学会および研究会での発表、国際学会誌に投稿するために使用する予定である。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] A Novel Quantitative Parameter for Static Myocardial Computed Tomography: Myocardial Perfusion Ratio to the Aorta.2022
Author(s)
Kouchi Takanori, Tanabe Yuki, Takemoto Takumasa, Yoshida Kazuki, Yamamoto Yuta, Miyazaki Shigehiro, Fukuyama Naoki, Nishiyama Hikaru, Inaba Shinji, Kawaguchi Naoto, Kido Tomoyuki, Yamaguchi Osamu, Kido Teruhito.
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Journal Title
Journal of Clinical Medicine
Volume: 25;11(7)
Pages: 1816
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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