2021 Fiscal Year Research-status Report
3T-MRI頭頸部画像でリンパ節転移の自動診断人工ニューラルネットワークの開発
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20K16834
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
勇内山 大介 東京医科大学, 医学部, 助教 (50774056)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 3T-MRI / 頭頸部癌 / リンパ節 / GRASP |
Outline of Annual Research Achievements |
compressed sensing技術を応用したGolden-angle RAdial Sparse Parallel(GRASP)-vibeによる症例蓄積を引き続き行っている。画像を適宜吟味しているが、motion artifactに非常に強く、良好な画質と画像コントラストが得られていると思われる。実際に画質を検証する段階に入った。一方で適切な時間分解能(4秒、8秒、12秒、16秒)の検討に必要な症例数が蓄積できたため、当院の倫理委員会に解析の申請を出し、受理を待っているところである。また適切な造影剤の種類(低濃度Gd造影剤と高濃度Gd造影剤)の検討に必要な症例数も蓄積できたため、倫理委員会に解析の申請を出し、受理を待っているところである。それぞれの検討を行ったうえで、本題のリンパ節転移の有無に関して取り組んでいく。 画像を認識するAIの構築に取り組んでいるが、選択的にリンパ節を同定することが課題として大きい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
患者数の増加に伴ってMRIの検査が非常に混雑しており、頭頸部領域の患者を狙って3T-MRIで撮影することが難しいことより、症例の蓄積速度が鈍化している。また画像認識AIのプログラミング構築に苦慮している。リンパ節のみを取り出すセグメンテーションを行うことが技術的に難しく、対策が必要である。
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Strategy for Future Research Activity |
症例蓄積は徐々に進んでいくと思われるが、当該診療科やMRI撮影室への患者誘導の奨励を引き続きお願いしていく。プログラミングの専門家にコンサルトするも、具体的な解決策が得られなかった。自らG資格、E資格などを学習して作業を進めて行く。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響で出張制限があり、より研究環境を充実させるために物品費へと充填を行った。研究遂行に支障が出ることはないと考えている。
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