2021 Fiscal Year Research-status Report
Clinical application of remote ischemic conditioning for Kawasaki disease
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20K16865
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
本田 崇 北里大学, 医学部, 助教 (50525532)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | RIC / 川崎病 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、川崎病モデルマウスにおいて、remote ischemic conditioning (RIC)がサイトカインプロファイルと冠動脈病変に与える効果を検証し、RICの川崎病への治療効果を動物実験レベルで明らかにすることを目的としている。 本年度は、川崎病モデルマウスを惹起するために腹腔内投与するCAWSを準備した。当初の予定通り、東京薬科大学の薬理学教室より供与いただいた。 Balb/cマウスを準備し実験を開始した。具体的には5週齢のマウスを購入し、6週齢の時点で実験を開始した。sham群、sham+RIC群、CAWS群、CAWS+RIC群の4群をそれぞれ4匹ずつ割り当てた。CAWS群には1mg(0.2ml)のCAWSを腹腔内投与し、sham群には0.2mlの生理食塩水を投与した。RIC群では、タニケットを用いて左脚の虚血再還流を5分おきに4セット繰り返した。麻酔としてはイソフルランの吸入薬を用いた。計16匹を実験開始後、28日で安楽死させて心臓、脾臓の検体および血液検体を採取した。今後、病理学的評価を行う予定としている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症に流行に伴い、特に年度の前半においては研究をすすめる状況が十分に整いませんでした。後半は予定通り研究が進んでいます。
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Strategy for Future Research Activity |
上記の実験は、各群で12匹ずつ割り当てる予定としている。したがって、まず上記の実験を繰り返しサンプル採取を行う。その上で、病理解析を行い、川崎病モデルマウスに対するRICの治療効果を判定する。 本研究ではさらに、RICのメカニズムを調べるために、新たな実験系を用いてサイトカイン解析を行う予定としている。
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Causes of Carryover |
前述のとおり、研究計画に遅れが出ています。具体的には、まず本年度行った研究のサンプル数を増やす必要があり、その研究のために必要な費用として使用する予定です。
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