2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of CAR-T cell therapy for pediatric solid malignancy using advantages of induced pluripotent stem cells
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20K16869
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
渡辺 紀子 東京医科大学, 医学部, 講師 (50526176)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | CD99 / iPS細胞 / T細胞 / 分化誘導効率 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までの研究において、CD99を抑制するとiPS細胞のT細胞への分化効率が落ちることが示唆されたため、2021年度は、過剰発現の場合ならびに、CD99 isoform別で抑制した場合の分化効率を比較検討することにした。ただ、分化の際に使用するフィーダー細胞は弱いながらCD99を発現しており、フィーダーフリーであれば解析がより単純化できる。そのため、最近、CiRAの金子らより発表されたフィーダーフリー法を用いて分化誘導を試みた(Nature Communications.12:430,2021)。しかし、3株の異なるiPS株を用いても、誘導されなかった。そこで、フィーダー法に戻して、再度実験を行っているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1回の分化誘導には3カ月以上かかり、培養細胞量を増やせば、操作が増える。そのため、分化誘導実験を繰り返すことが困難でトライアンドエラーを繰り返すことが困難である。
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Strategy for Future Research Activity |
条件設定をもっと簡略化すること、CD99以外の標的の検索等が考えられる
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Causes of Carryover |
試薬等購入金額と残額に差が生じたため。翌年度の試薬等購入に充てる。
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Research Products
(3 results)