2020 Fiscal Year Research-status Report
微量検体プロテオゲノミクス解析による消化管原発神経内分泌癌の病態解明
Project/Area Number |
20K17069
|
Research Institution | National Cancer Center Japan |
Principal Investigator |
平野 秀和 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (30796800)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 消化管原発神経内分泌癌 / プロテオゲノミクス解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年4月までに計9例の消化管神経内分泌癌の患者から未治療状態における癌部および非癌部の生検組織を採取した。また、胃癌生検検体を用いて高感度プロテオゲノミクス解析基盤についても取り組み、生検検体1個からでも高感度のリン酸化プロテオーム解析が可能であることを確認した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現時点では、消化管神経内分泌癌を有する患者の検体収集は概ね順調に進んでいる。 一方で、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、今後の検体収集状況に影響が出てくる可能性が懸念される。
|
Strategy for Future Research Activity |
2021年度の検体収集状況に合わせて、プロテオゲノミクス解析手法について検討を進め、解析情報の取得が遅滞なく行えるように調整を進める。
|
Causes of Carryover |
本年度では主に検体収集が就寝であったため、研究実施に関して要した費用が限定されていた。次年度以降に主なプロテオゲノミクス解析を行うため、次年度使用額が生じた。本研究費を用いて次世代シークエンサーを用いたゲノム解析および質量分析計を用いたプロテオーム解析を予定している。
|