2023 Fiscal Year Research-status Report
A novel cell culture mechanical unloading model for dissecting mechanisms of reverse remodeling
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20K17094
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
北里 梨紗 北里大学, 医学部, 助教 (10868938)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 機械的減負荷 / 心筋細胞 / 心不全 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は心筋細胞心不全培養モデルにもたらす機械的減負荷の効果の細胞シグナル解析を目的としているが、アンジオテンシンIIを孵化した新生仔ラットの初代心筋細胞培養の心不全培養モデルを用いてRCCS(rotary cell cuture system)により減負荷を誘導した群では、静置培養のコントロール群に比べ、有意にRTPCRを用いて心筋細胞肥大マーカーが低下し、さらにこれにはm-TORシグナル経路が関与していることを証明した。 本年度はこれをiPS由来心筋細胞で証明しようと考え、アンジオテンシンIIまたはイソプロテレノールを負荷し、心不全培養モデルを作成し、検討を行った。プレリミナリーなデータはほぼ揃っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在iPS細胞については他研究機関より提供を受けているが培養や分化の状況によりそれに続く実験の進捗状況が変わることがある。またRCCSでの同細胞の低接着状態での培養は世界初の試みであり最適な培養条件を見つけることに苦慮した。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きiPS由来心筋細胞を用いてRCCSにて機械的減負荷の効果を検討し、シグナル解析を進めていく。 また遺伝子変異のある拡張型心筋症のiPS心筋細胞モデルを用いての検討も行なっていく。
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Causes of Carryover |
現在共同研究者より細胞を提供していただいているがその提供頻度により追従する実験が行えるかが決まっている状態であるがプレリミナリーなデータはほぼ揃っているため、今後詳細な細胞シグナル等を突き詰めていく予定である。
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