2020 Fiscal Year Research-status Report
The impact of patient characteristics and somatic mutations on cardiac regeneration in infarcted hearts
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20K17098
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
棗田 誠 東海大学, 医学部, 講師 (10631830)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 血管内皮前駆細胞 / 心筋梗塞 / 再生関連細胞 / CHIP |
Outline of Annual Research Achievements |
心筋梗塞患者の血液中の再生関連細胞(血管内皮前駆細胞(endothelial progenitor cells; EPC)・マクロファージ・リンパ球)の培養解析をする事で、そのばらつき(リスポンダー・ノンリスポンダー(R/nR))の原因因子を同定して再生治療の開発に繋げる事を目的とする。具体的には、再生関連細胞群のR/nR間における、従来より指摘されている疾患・生活リスクファクター関連因子、再生細胞機能検査・シグナリング解析・遺伝子発現解析などとともに、近年指摘されている体細胞遺伝子を有するCHIP(clonal hematopoiesis of indeterminate potential)の存在を解析することで、R/nRの原因因子を同定する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
心筋梗塞患者から同意を取得して行う研究であり、コロナ禍において心筋梗塞の入院患者が減っている。また、研究施設にてヒト検体がコロナウイルス感染を来していないことの証明が必要となっており、患者のリクルートが遅れている。当初欧米での遺伝子解析を申請していたが、同様のコロナ禍の影響で計画が滞っている。
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Strategy for Future Research Activity |
心筋梗塞患者のリクルートは継続するが、当初予定していた海外での遺伝子解析の見直しが必要。
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Causes of Carryover |
患者リクルートが遅延したことに伴う繰り越し。繰り越し金を使用して国内での遺伝子解析(海外よりも高額になる可能性がある)を検討する。
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