2021 Fiscal Year Annual Research Report
最適な心血管イベントリスク評価に向けた血圧変動の新規評価手法開発
Project/Area Number |
20K17156
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
萬納寺 洋士 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (80869553)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 血圧変動 / 高血圧 / 動脈圧受容器反射 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は血圧変動の制御機構をより簡便に評価する指標、Baroreflex Index(以下BRI)の臨床応用を目指すものである。BRIは連続動脈圧を周波数解析して求められるPower spectrum densityから算出される。前年度は動物実験及び臨床研究を行い、病態モデルにおいては病態の進行に伴い、BRIが低下することが確認された。本年度は前年度研究結果を持って血圧変動の推定アルゴリズムを改定し、血圧変動をより短期間で評価することを目的として研究を進めた。臨床研究として30人の健常人において30分間非侵襲的連続血圧を記録し、24時間血圧計における血圧変動を推定する手法を開発した。本検証では短時間での連続血圧波形から血圧変動を推定し得ることを示し、同研究成果を下記に報告した。本成果を臨床応用することで、これまでごく限られた症例にのみ適応されていた血圧変動の評価をより簡便に行い心血管イベントリスクの評価につなげられる。Very short-term beat-by-beat blood pressure variability in the supine position at rest correlates well with the nocturnal blood pressure variability assessed by ambulatory blood pressure monitoring (Hypertension Research 2022 April, doi: 10.1038/s41440-022-00911-6., PMID: 35418609)
|
Research Products
(1 results)