2021 Fiscal Year Annual Research Report
ILC2をターゲットとした新規抑制化合物・天然物の同定
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20K17193
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
加畑 宏樹 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60528537)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 気管支喘息 / ILC2 / 治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
臨床で用いられている薬剤の本来の薬効とは異なる作用を見つけ、別の疾患の治療薬としての適応を探索する既存薬スクリーニング(Drug repositioning, DR)研究が注目を集めている。本研究では、気管支喘息やアレルギー性疾患に関与する2型自然リンパ球(ILC2)を抑制する新しい物質を調査し、気管支喘息やアレルギー性疾患に対する治療候補物質の検討を行うことが目的である。我々は高脂血症に用いられているスタチン製剤がILC2に対する抑制効果を有することを発見し、日本呼吸器学会学術集会で発表を行い、学術部会賞を受賞した。また、ニューロペプチドやTLRリガンドがILC2に対する抑制効果を示すことが判明し、これらについても研究を行い、論文発表を行った。これらの結果から、喘息やアレルギー性疾患に対する新規治療候補が明らかになった。
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[Presentation] TLR7を介したIL-33誘導性自然免疫型喘息の抑制効果における間質マクロファージの役割2021
Author(s)
奥隅 真一, 宮田 純, 加畑 宏樹, 正木 克宜, 加川 志津子, 田野崎 貴絵, 入江 美聡, 秋山 勇人, 西江 美幸, 浅岡 雅人, 砂田 啓英也, 笹原 広太郎, 冨保 紗希, 福永 興壱
Organizer
第70回日本アレルギー学会学術大会
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[Presentation] TLR7アゴニスト(R848)による好酸球性気道炎症抑制機序の解明2021
Author(s)
奥隅 真一, 宮田 純, 加畑 宏樹, 加川 志津子, 田野崎 貴絵, 桑江 美聡, 秋山 勇人, 西江 美幸, 浅岡 雅人, 砂田 啓英也, 笹原 広太郎, 冨保 紗希, 福永 興壱
Organizer
第61回日本呼吸器学会学術講演会
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[Presentation] 気管支喘息に対するスタチンの有効性の検証2021
Author(s)
奥隅 真一, 宮田 純, 加畑 宏樹, 加川 志津子, 田野崎 貴絵, 桑江 美聡, 秋山 勇人, 西江 美幸, 浅岡 雅人, 砂田 啓英也, 笹原 広太郎, 冨保 紗希, 福永 興壱
Organizer
第61回日本呼吸器学会学術講演会