2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of a novel automatic respiratory function analyzer for volumetric capnography by the first derivative wave analysis
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20K17201
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Research Institution | Tenri Health Care University |
Principal Investigator |
和田 晋一 天理医療大学, 医療学部, 教授 (80784355)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | カプノグラム / 一次微分波形分析法 / 間質性肺炎 / 慢性閉塞性肺疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
単一N2呼出テストは純酸素を吸入し、呼気N2ガス濃度を記録することで肺内の換気分布がわかり、換気不均等分布が評価できる優れた方法である。しかし、酸素ガスやN2メータを必要とするため大型の高額機器が必要となり、ポータブルなどの汎用性はないのが現状である。一方、二酸化炭素を記録する量カプノメータは安価で小型化が可能である。しかし、二酸化炭素濃度をグラフ化するのみでは臨床的評価はできない。申請者は二酸化炭素濃度を肺気量で除する一次微分する方法を提案し、その一次微分波形から換気の不均等分布や血流の不均等性が評価できると考えている。健常人において安静換気や最大吸気からの呼出曲線を一次微分波形変換したところ単一N2呼出テストと同様の結果が得られた。 しかし、慢性閉塞性肺疾患(COPD)では単一N2呼出テストとの相関はなかった。今後、症例数を増やし再検討する予定である。データの解析はCSVデータをエクセルベースで自動変換できるソフトを開発したので効率よく解析できると考えている。 最終目的は課題名にもある量カプノグラフィ自動呼吸機能分析装置の開発であり、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎(IP)などの病的肺を再分析し開発に着手したい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナ感染症の影響で病院での研究ができない期間があった。特に呼吸機能を評価するため感染対策に時間を要し効率よく研究を進めることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
自動解析ソフトを用いることで効率よく解析が可能になるので、少ない症例ではあるが再度詳細に分析する予定である。また安静換気の加算平均法も用いることで、より正確な傾斜すなわち換気の不均等性が求まると考えているので呼吸方法の違いによる分析も実施していく予定でる。
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Causes of Carryover |
天理医療大学から神戸学院大学に異動となったため、単一N2呼出曲線を測定する機器が使用できなくなった。次年度の交付金を使用し、機器を購入する予定である。設備が整えば、量カプノグラフの一次微分波形と単一N2呼出曲線との比較検討を進めていきたい。
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Research Products
(3 results)