2021 Fiscal Year Research-status Report
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20K17253
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
村島 美穂 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (40771837)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 急性腎障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、急性腎障害を起こした患者を前向きに長期経過観察を行い、一般的な心血管系イベントや末期腎不全のリスク因子(血圧、蛋白尿、脂質、血糖、喫煙など)だけではなく、炎症、貧血、骨代謝などについても、予後との関連を検討し、今後の介入研究につなげていくことを目的とする。対象患者は慢性腎臓病(推定糸球体ろ過量(eGFR)が60ml/min/1.73m2未満が3か月以上持続)、尿蛋白陽性:尿定性検査における尿蛋白が(2+)あるいはそれ以上の患者で、心臓血管外科で心臓手術あるいは大血管手術を受ける患者、または消化器外科で、全身麻酔下に腹腔内手術を受ける患者、または悪性腫瘍に対する化学療法を受ける患者である。主要評価項目は全死亡、心血管系イベント(侵襲的処置を必要とする狭心症、閉塞性動脈硬化症、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、入院を要する心不全) 、入院を要する感染症、悪性腫瘍の再発及び新規診断、骨折、functional status、腎機能、透析導入の有無、QOL(SF-36の点数)である。関係各科(心臓血管外科、消化器外科、臨床腫瘍部)の了承を得て、当該年度において、Institutional Review Boardの承認を得て、患者の登録を開始した。現在、25例を登録している。上記の評価項目に加えて、CTで計測される腎容積と急性腎障害の関連、急性腎障害の予後と腎容積の関連も今後、解析していく予定としている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
関係各科の了承および、IRBの承認を得た。患者の登録を開始し、現在25症例を登録した。今後、新規のマーカーが出てきた場合に、検証できるよう、保管検体を保管している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き患者の登録を継続していく予定である。
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Causes of Carryover |
患者の登録がやや遅れており、保管検体で施行する予定のELIZA kitなどの購入をまだ行っていない。
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