2022 Fiscal Year Annual Research Report
IFNαシグナル伝達および腎病変の形成機構に着目した骨髄増殖性腫瘍の病態制御
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20K17404
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
田平 優貴 宮崎大学, 医学部, 医員 (10868243)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 骨髄増殖性腫瘍 / インターフェロン |
Outline of Annual Research Achievements |
テーマ1: IFNαの抗腫腫瘍作用を担うJAKの同定と新規IFNα/JAK阻害薬併用療法の開発 2022年度はTyk2に関する機能解析の継続および現象の機序解明を行った。Jak2V617F-TGマウス、Jak2V617F-TG/Tyk2KO二重変異マウスに対してIFNαを投与し、血球や骨髄・脾臓における造血幹細胞への影響を評価した。Jak2V617F-TGマウスでは、IFNα投与後に血球増加の改善がみられ、線維化等の表現型が軽快していた。さらに骨髄における多能性造血前駆細胞の増加がみられ、移植モデルでは薬剤投与後にキメリズムの低下がみられた。一方で、Jak2V617F-TG/Tyk2KO二重変異マウスでは血球減少や前述のような造血幹細胞の増減は見られず、キメリズムの低下も見られなかった。以上からTyk2がIFNαの有する細胞増殖抑制作用に必須であることが確認できた。なお、前駆細胞をソーティングし、RNAseqに提出した。現在、詳細な機序解明に向けて、解析を進めており、論文化に向けて準備を行っている。
テーマ2:MPN腎病変における血球由来間質支持細胞の同定と分化メカニズムの解明 EGFPで変異細胞をマーキングされたJak2V617F/EGFP-TGマウスを作成し、WTマウスに骨髄を移植した。移植後に変異細胞が腎臓にどのような病変を形成しているか解析を進めている。
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Research Products
(1 results)