2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
20K17406
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
木村 俊一 自治医科大学, 医学部, 講師 (70623031)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | BCR IgGレパトア |
Outline of Annual Research Achievements |
当センターでの同種造血幹細胞移植後の患者を振り返り、その中から移植後に肺炎球菌あるいはインフルエンザ菌の感染症を発症した14症例を抽出し、背景を合わせて感染症を発症しなかったコントロール群14症例を定めた。感染症の発症を移植後半年程度(中央値184日)と1年程度(中央値486日)の2つに分け、感染症発症前のBCR IgGレパトアとコントロール群の同時期のBCR IgGレパトアを比較する計画とした。2群でのBCR IgGレパトアを比較することで、同種造血幹移植後の液性免疫の再構築と莢膜を有する細菌による感染症発症との関連を検証することを本研究の目的としている。 2020年度は感染症発症群3例の3検体、コントロール群3例の4検体で検査を実施した。発症群のうち、肺炎球菌感染症を複数回繰り返した1例でBCR IgGレパトアの低下(Diversity Index Shannon-Weaver index H' 3.602 vs. 健常人平均 8.456)を認めた。感染症発症群の残り2例とコントロール群は良好なBCR IgGレパトアを認めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
患者群、コントロール群の抽出、検査計画の立案ができており、計画に沿って検査を進めることができている。当初の検査件数よりも若干少ないが、検査結果によって計画を見直す可能性もあるため、慎重に進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
立案している計画に沿って研究を進める予定としている。これまでの検査結果をもとに、適宜研究計画を見直す可能性はある。
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Causes of Carryover |
当初計画した検査件数を下回ったため、その分を次年度に繰り越した。
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