2020 Fiscal Year Research-status Report
高齢発症関節リウマチにおけるCD8陽性制御性T細胞の機能解析
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20K17418
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
渡部 龍 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (40723218)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 高齢発症関節リウマチ |
Outline of Annual Research Achievements |
・京都大学医学部附属病院リウマチセンターに通院中の関節リウマチ患者80名の患者の血漿及び末梢血単核球(PBMC)を採取保存した。また、それらの患者の基本情報(発症年齢や自己抗体プロファイル、疾患活動性、薬剤投与状況など)を入手した。
・前半の実験に必要なキット(血球分離用のキット)や培養に必要なサイトカイン、実験に必要なフローサイトメトリー用抗体を購入した。
・おおむね、実験が開始できる状況は整えられたと考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
・新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため、実験室の使用制限がかかり、思うように実験が出来る状況ではなかったこと。 ・また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため、患者の通院頻度の低下し、検体採取保存も予想より進まなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
・関節リウマチ患者の検体採取保存が昨年80例で行えた。当初の予想よりは少なかったが、実験には十分な数と考えられるので、このあと、当初予定していた培養実験や、フローサイトメトリーを用いた実験を執り行う予定である。 ・しかし、再び新型コロナウイルス感染症の第4波のせいで、実験制限がかかる恐れがあり、懸念している。
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Causes of Carryover |
当初予定していた研究予定よりも多少の遅れが生じているため。 当初予定していた研究予定に加え、RNA-sequenceなどを含めた新たな研究プランを考えており、次年度に使用予定である。
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Research Products
(13 results)