2020 Fiscal Year Research-status Report
低分子グアーガム分解物による腸管上皮保護作用に着目したIFALD予防法の開発
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20K17555
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
藤井 喬之 香川大学, 医学部, 助教 (00746696)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 腸管不全合併肝障害 / 短腸症候群 |
Outline of Annual Research Achievements |
ラット短腸症候群モデルを作成して、肝臓についての組織学的検討を行ったが、十分な腸管不全合併肝障害(Intestinal failure-associated liver disease:IFALD)に該当する変化が見られなかった。そこで、マウスでの静脈栄養製剤を用いたIFALDモデルの報告に着目し、研究を進めたところIFALDモデルの作成に成功した。また、このモデルに低分子グアーガム分解物を与えると肝障害が軽減することが判明した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
モデルの作成に時間を要したが、おおむね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
作成したIFALDモデルを用いてPHGGによる腸管粘膜損傷および肝機能障害の改善についてさらに解明を進めていく。
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Causes of Carryover |
当初の計画よりも研究の進行がやや遅れたため。次年度に引き続き使用する予定である。
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