2021 Fiscal Year Research-status Report
食道癌におけるWNTシグナル~ベータカテニンを介さないTCF活性のメカニズム
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20K17698
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
藤幡 士郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (10825483)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 食道癌 / β-catenin |
Outline of Annual Research Achievements |
咋年度は2011年~2015年までの食道癌臨床検体109例のβ-catenin、TCF4、LEF-1の免疫染色を施行し、予後との比較を検討したが、有意差のある結果を得られなかった。そのため2016年~2020年までの臨床検体を追加し、同様に免疫染色を施行した。各遺伝子の発現量と予後あるいはT因子N因子など病理学的因子との関連性に関して、現在、比較検討中である。 細胞実験に関しては引き続き、食道道癌細胞株TEシリーズ、KYSEシリーズおよび食道正常細胞であるHet1Aを用いて、それぞれβ-catenin、TCF4、LEF-1、Bcl9、Pygoのおのおの免疫染色を施行した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
臨床検体の免疫染色に関しては検体数を追加したため、解析に時間がかかり、遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
臨床検体に関しては症例数を増やすことあるいは発現量の分類を変更することで有意差が出ないか再度検討する。 細胞実験をすすめていく。
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Causes of Carryover |
実験があまり進んでいないため、次年度使用額が生じました。
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