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2020 Fiscal Year Research-status Report

Investigating the Cause of Hemolysis in Patients Supported by a Pulsatile Ventricular Assist Device

Research Project

Project/Area Number 20K17719
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

原田 雄章  九州大学, 大学病院, 医員 (40644703)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords溶血 / 補助人工心臓 / 剪断応力 / 陰圧
Outline of Annual Research Achievements

AB5000の構造および駆動機の特殊性を明らかにした後にTest circuitを使用しACD加牛新鮮血を用いて 特殊性評価実験でAB5000及びニプロVADと乖離が大きかった条件下で実際にAB5000では溶血が生じていることを確認できた。
さらにこれらの条件で粒子画像流速測定法を使用して弁付近の粒子の速度、剪断速度を計測したが溶血の原因として剪断応力が溶血を起こすほどの値ではなかったことまでを確認することができた。
溶血の原因として現在、剪断応力、その暴露された時間、及び溶液の粘度とされているが今回の溶血の原因として剪断応力が極めて低い値であり少なくとも単独で溶血を引き起こす原因とはなり得なかった。
それ故にAB5000で起こる溶血の原因を探るため血液にかかる陰圧に着目した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

多少、陰圧装置の作成に時間を要しているが概ね順調に進展している。

Strategy for Future Research Activity

これまでの実験の中でAB5000で起こる溶血の原因を血液にかかる陰圧ではないかと考えた。
今後は単純陰圧装置を作成し陰圧、陰圧暴露時間と溶血の関係性を導き、溶血の原因、発生機序の一端を明らかにする予定。

Causes of Carryover

(未使用が生じた理由)
予定よりも消耗品の支出が少なく済んだため、次年度使用額が生じた。
(次年度使用計画)
令和2年度経費の中で784,943円の未使用分があり、これを次年度に繰り越し、令和3年度は合わせて11,784,943円を消耗品費を中心に使用して研究を実施する予定である。

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Published: 2021-12-27  

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