2020 Fiscal Year Research-status Report
ICU患者におけるタンパク質量と非窒素カロリーのバランスおよび運動予後の検討
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20K17784
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
勝又 祥文 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 講師 (40807327)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ICU獲得性筋力低下 / 栄養療法 / リハビリテーション / 非窒素カロリー/窒素カロリー比 |
Outline of Annual Research Achievements |
集中治療患者の治療成績向上に伴い、集中治療後に生存退院した患者様の、社会復帰を含めた生活の質(QOL)に関心が高まっている。その中で、ICU獲得筋力低下は、ICU退室後の身体機能障害として、高齢者では特に問題となる。本研究では、これまで解明されていない、集中治療を必要とする患者のタンパク質量とカロリーとのバランスならびに集中治療室退室後の栄養療法と身体的予後との関連を明らかにすることを目的とした前向き観察研究である。この結果は、集中治療患者の退院後の長期的なQOLの改善に必要な、最適な栄養療法の確立につながる可能性がある。 対象患者である集中治療室に3日以上入室した患者としているが、現在約60名(除外基準患者を除く)の重症患者様に研究参加登録の同意を頂いている。その内当施設退院となった約40名のデータが現在収集完了となっている。目標症例数の180例には2021度中に到達し、データ解析が完了できる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ICUに3日以上入室する重症症例数は当施設では約10-20例/月と変動がある。当初この平均値から研究期間の算出を行っているが、現在コロナ禍の中でご家族来院不能などの理由で研究説明・研究同意が得れないケースが少なからずあり、やや研究参加数が当初予定していたものよりやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
重症患者でご本人に同意がとれず、ご家族への研究説明および参加同意を頂く場合の、説明方法が課題となる。(コロナ禍のため入室・来院制限があるため)現在、タブレットを用いてできる限り患者家族心理に配慮しながら、研究参加同意を得る努力をしており、今後の研究推進につながると考えている。
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