2022 Fiscal Year Research-status Report
Examination of effect on AKI prevention effect of hemoglobin vesicles
Project/Area Number |
20K17792
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
内藤 祐介 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (00623498)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ヘモグロビン小胞体 / HbV / 人工赤血球 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に記載した実験結果を元にL-FABP値をPrimary Outcomeとして論文を作成中である。なお、L-FABPが上昇する、すなわち急性腎障害が発生する機序としては、保存血の溶血が主要要因であると推測される。追加実験として組織学的な変化を検討するために、HE染色、PAS染色、ベルリンブルー染色などを検討した。 前年度に行った実験で2日後にSacrificeしたラットの腎臓をホルマリン固定して腎中央断面の切片を観察した。観察はHbV群4匹、Contorol群5匹で検討した。 Berlin Blue染色でControl群において、ヘモジデリンの検出が予想されたものの、HbV群と比較して病理学的に大きな差を認めない結果となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
その他の業務において予想外の仕事量となっているため。研究計画自体には問題はないと考え、当初の仮説も立証できると考えているため、遅延しているものの、このまま研究を遂行したいと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
提出した研究計画書においては第一段階としてドナー血とHbVでL-FABPについての検討を行い、その後、人工心肺モデルを用いて第二段階の研究を実施する予定であった。現状で、第一段階の仮説については病理学的な裏付けはとれなかったものの、当初予定した仮説が証明できたため、まずは成果物を出すことを優先し、本年度の前半で論文として公表する予定としている。その後、時間的余裕におうじて第二段階の人工心肺モデルの確立を目指したいと考えている。
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Causes of Carryover |
前ページで記載した通り、当初の予定に比較して1-2年の遅延を生じている。そのため、当初割り振りを行った予算計画と乖離が生じている状況である。
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