2020 Fiscal Year Research-status Report
脳水チャネル調節での脳浮腫抑制と低酸素プレコンディショニングによる脳神経保護
Project/Area Number |
20K17797
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
石原 亮太 愛知医科大学, 医学部, 助教 (60786862)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 低酸素誘導因子 / SH-SY5Y |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒト神経芽腫細胞(SH-SH5Y)を用いて低酸素導入チャンバー(アステック社製)を用いてcontrol、hypoxic preconditioning(HPC)、oxygen-glucose deprivation/reperfusion(OGD/R)、HPC+OGD/Rの4つのグループに分けて、それぞれの細胞生存率をMTTassayを用いて測定した。controlとHPCは細胞の生存率に大きな差は認めなかった。OGD/R処理すると細胞の生存率は有意に低下するが、HPC処理した後にOGD/R処理した場合はただOGD/R処理した場合よりも細胞の生存率低下は抑制された。この結果に関与する因子について現在調べている。HIFが関与することが今回の研究からわかれば、低酸素負荷プレコンディショニングモデルの作成に有用であると考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
細胞培養、機材の問題のため。
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Strategy for Future Research Activity |
低酸素プレコンディショニングのモデルの作成ができれば、HIFの変化の観察、薬物や温度でのHIFの変化を確認し、そのモデルの応用を模索していく。
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Causes of Carryover |
細胞培養、培養液、各種キットの購入を検討している。
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