2020 Fiscal Year Research-status Report
ボリュームカプノグラム分析を用いた肺内シャントの検討
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20K17840
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
荒木 寛 長崎大学, 病院(医学系), 助教 (20866272)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 肺内シャント / ボリュームカプノグラム分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度はボリュームカプノグラムを用いた肺内シャントの計測方法を確立するため、ブタを人工呼吸器管理とし、スワンガンツカテーテルを用いた肺動脈の混合静脈血と、肺静脈からの採血により肺内シャント計測し、ボリュームカプノグラムによる計測方法との比較を検討する計画であった。しかし、2020年4月よりCOVID-19への臨床業務従事のため実験期間を設けることが困難であった。よって、次年度以降に研究を速やかに開始できるよう、実験用器具であるスワンガンツカテーテルの購入と実験に使用する筋弛緩薬の購入を行うにとどまった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19への臨床業務従事のため、実験期間を設けるのが困難であった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究実施が遅れているが、COVID-19が落ち着き次第研究を再開できるため、いつでも再開できるよう準備を整えておく。具体的な研究内容は人工呼吸下のブタにボリュームカプノグラム分析と肺動脈カテーテルを用い、ボリュームかプノグラム分析での肺内シャント率の測定方法を確立する。
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Causes of Carryover |
COVID-19への臨床業務のため、2020年度は研究実施が困難であった。2021年度に研究を開始するために次年度使用額が生じている。実施予定であったを動物実験を次年度に実施するため、必要なブタ・麻酔用の薬品を購入する予定である。
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