2021 Fiscal Year Research-status Report
ヒト心房ナトリウム利尿ペプチド(ANP)による急性腎障害改善効果
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20K17867
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
北村 裕亮 香川大学, 医学部, 助教 (50457347)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 急性腎障害 / ヒト心房ナトリウム利尿ペプチド |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年より引き続き、虚血性、敗血症性腎障害のANPの研究を行っている。 昨年度に虚血性腎障害に効果のあるANPの投与量はおおむね決定できた。また、血液サンプルより腎障害マーカーなどの測定することができた。尿検体の採取、測定を行った。また腎組織サンプルを採取した。続いて、腎障害マーカー等の測定を行う予定である。腎組織サンプルは組織学的な腎障害変化を免疫染色などで見る予定である。血液からは一般的な腎障害を示すクレアチニン等測定することに加えて、様々なマーカーを測定し、ANPの効果判定をする予定である。 当初の予定通り、近位尿細管特異的GCAノックアウトマウスと、血管内皮細胞特異的GCAノックアウトマウスをそれぞれの対象マウスで比較検討を始めた。これにより、ANPの効果部位の特定を行う。ANPの投与量はそれぞれの腎障害での改善効果の高い容量を使うコントロール比較する。ANPの投与量、投与タイミング、濃度の調整実験を行う。それぞれのノックアウトマウスと対象マウスに濃度を変えたANPを投与しその効果判定を行っている。様々な濃度に調整しており、サンプル採取中である。血液、尿解析、腎組織を採取中であり、assay等(KIM-1、NAGLなど)一番効果があったANPの投与量を決定したい。 また、同時に、メカニズムの研究に移るつもりでmRNAなどのサンプル採取も始めている。このことによりどのようなメカニズムで、どこにANPが作用するのか見極めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナの影響もあり、すこし動物の確保に戸惑ってしまった。また、おおむね今年度は予定通りであるが昨年からの遅れの影響が残っている。
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Strategy for Future Research Activity |
動物からとった検体の測定と同時に、投与実験を進めることで予定通り研究が進むように努力する。
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Causes of Carryover |
本年度は動物実験が主であったため、あまり使用しなかった。その分は来年度のassayなどのキット費用にあてる予定である。
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