2020 Fiscal Year Research-status Report
敗血症に対する迷走神経刺激による臓器保護効果の解析と臨床応用に向けた検討
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20K17872
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
大井 真里奈 北里大学, 医学部, 助教 (50866118)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 迷走神経刺激 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は循環器領域で心筋梗塞範囲の縮小や慢性期心臓理モデリングの抑制に効果を示している迷走神経刺激カテーテル(iVNSカテーテル:株式会社ニューロシューティカルズ)を使用して敗血症における臓器保護作用に関する効果メカニズムの解明と臨床現場への応用を目的としている。 今年度は動物実験を行う上での倫理員会への申請とiVNSを用いた動物実験を行なった。 迷走神経刺激の敗血症における臓器保護効果は過去の類似実験を参考にしながら、適切な刺激頻度の調節や評価項目の再設定を施行し、来年度以降も繰り返し実験を行なって評価していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画で初年度に実施予定であったものは概ね施行できている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度施行した実験や、過去の類似実験の報告から実験方法のブラッシュアップを実施し、実験を遂行する。 実験データを解析し、論文作成を行う。
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Causes of Carryover |
予定していた実験回数よりも、実施した実験回数が少なかったため。 今後の実験に必要な実験動物や試薬の購入に使用する予定である。
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