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2022 Fiscal Year Research-status Report

持続的血液浄化療法における局所冷却法を用いた抗凝固

Research Project

Project/Area Number 20K17902
Research InstitutionJapan Healthcare University

Principal Investigator

千原 伸也  日本医療大学, 保健医療学部, 教授 (60725597)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords回路内温度 / 回路冷却 / 血液浄化療法
Outline of Annual Research Achievements

持続的腎代替療法(CRRT)施行冷却における回路凝固の検討を行う予定であったが,CRRTにおける回路内温度の検証を行う必要性があり水回し回路の各ポイントにて回路内の温度を測定した.
試験水は加温装置を用いて37.0度に調整した.対象CRRTは前希釈法CHFと後希釈CHFで,濾過流量をそれぞれ600mL,1200mL,2100mLの3段階の濾過流量を用い,定常状態5分後に脱血回路,ヘモフィルター前,ヘモフィルター後,Vチャンバー後,補充液回路の温度を1分ごとに6回測定した.
局所冷却法ではヘモフィルター前とVチャンバー後で28-30度の冷却をする必要があると想定しているが,前希釈の濾過流量600mL(pre-600)でそれぞれの回路内温度は34.9度,33.9度,pre-1200で34,2度,33.3度,pre-2100でも33.0度,32.4度と「前希釈の加温なし補充液」という最も冷却性のある設定においても28-30度の目標には到達しなかった.また,後希釈の濾過流量600mL(post-600)においても,ヘモフィルター前とVチャンバー後の回路内温度は,それぞれ35.7度,33.7度,post-1200は35.7度,32.7度,post-2100では35.6度,31.3度となり,前希釈同様に目標の冷却温度には達しなかった.
この結果を踏まえて,目標の冷却を達成するためには冷却回路の使用,もしくはフィルターからVチャンバーまでを冷却槽(水温28度に設定)に充して実験する必要がある.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

コロナにより実験室の使用が制限されていたことに加え,必要となるデバイスの供給が不足していたため.

Strategy for Future Research Activity

研究室が使用可能になったため2023年度9月までに実験を完了し,成果を報告する.

Causes of Carryover

全ての実験が完了していないため,未使用額で実験の必要物品などを購入する予定.

URL: 

Published: 2023-12-25  

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