2020 Fiscal Year Research-status Report
プラスミノーゲンアクチベータ受容体の血中濃度による高齢救急患者の予後予測
Project/Area Number |
20K17910
|
Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
光永 敏哉 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (60838936)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | suPAR / 高齢救急 / 病院前トリアージ / 入院予測 / 死亡予測 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は非特異的炎症マーカーである可溶性ウロキナーゼ型プラスミノーゲンアクチベータ受容体(suPAR)と医療従事者が救急受診が必要と判断した非外傷性高齢救急患者の予後(入院・死亡)について検討する、前向き観察研究である。 2020年9月より症例登録を開始し、2021年4月時点で約35症例が登録となり、すでに30例がフォローアップ期間まで終了となっている。目標症例数は当初200例としたが予想よりも脱落率が著しく少なく、現時点では目標症例数は150名に変更した。 また、研究計画の中では自宅内などでの採血検体採取を想定したが、実際には病院前での検体採取は困難であり、対象症例を病院前で医師や看護師といった医療従事者が介入し救急受診が必要と判断され、救急外来を受診(救急車・民間救急車・自家用車など)した、非外傷性の65歳以上と変更した。 呼吸・血圧・SpO2・体温・呼吸数などバイタルサインや病歴、さらには採血結果を含め、研究計画で設定した評価項目については全項目を取得できている。 該当症例の救急受診数には非常にバラツキがあり症例がほとんどない月もある。研究の進捗状況としては、やや症例登録が遅れている状況にある。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究の該当症例の救急受診数には非常にバラツキがあり、症例がほとんどない月もあるため、予想よりも症例登録がやや遅れている状況にある。
|
Strategy for Future Research Activity |
研究代表者が不在の休日の症例については、これまで症例登録できないものを多数認めたため、今後は当講座の医師に協力いただきながら登録症例数を増やす予定である。
|
Causes of Carryover |
本研究で使用する検査機器ならびに試薬類の輸入の際、輸入関税81,587円が必要となり、前倒し請求として100,000円を申請したため。
|