2020 Fiscal Year Research-status Report
Immunosuppression and chemoresistance of malignant glioma: functions of IL-34 in the tumor microenvironment
Project/Area Number |
20K17916
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
杉井 成志 筑波大学, 附属病院, 病院助教 (10851090)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 神経膠腫 |
Outline of Annual Research Achievements |
当施設では複数のglioma細胞株を保管しており、中には長らく実験で使用していない細胞株も複数あったため、本研究の開始に先立って、各細胞株の状態を確認することとした。 凍結している複数の細胞株を解凍し、増殖曲線やマイコプラズマの感染状況をスクリーニングした。結果、多くの細胞株でマイコプラズマ感染が見られた。 感染していない細胞株を選別するために、凍結した時期の違う細胞を複数解凍しPCR等でマイコプラズマの感染の有無を確認する作業を行った。一部の貴重な細胞株を除き多くの細胞株を破棄しした。一部細胞株については、マイコプラズマの除菌を行った後、抗生剤フリーの状況で安定的に培養が可能であること、マイコプラズマの再感染がないことを確認した。 上記作業により、本研究で用いることが可能なglioma細胞株を、ヒト由来3種、マウス由来3種確保した。これらの細胞株を用いて今後の研究を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
covid-19流行に伴い、研究の施行を制限する旨の通知が大学で出されたことにより、一時的に研究ができなかったこと、covid-19の流行により試薬の納入が一部遅れたことが挙げられる。 また、細胞株の多くにマイコプラズマ感染がみられ、マイコプラズマフリーの細胞株を選別し、安定した培養が可能であることを確認することに時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
遅れた分の研究スケジュールを取り戻すべく、本研究に割くエフォートを増やして研究に取り組んでいきたい。
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Causes of Carryover |
研究計画よりも実際には遅れており、物品購入等を次年度に回すことにした。
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