2020 Fiscal Year Research-status Report
サイクロトロン放射光による脳血管内治療デバイスのリアルタイム可視化
Project/Area Number |
20K17951
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
佐藤 允之 筑波大学, 医学医療系, 講師 (90827528)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | サイクロトロン放射光 / ステント密着性の可視化 / ステント内膜の可視化 / ポリマー内包コイル |
Outline of Annual Research Achievements |
実験1として放射光のコントラスト能評価のためのバーガーファントム(KYOTOKAGAKU、凸10型)を購入し、評価実験のための準備を行った。低濃度域での濃度勾配の配置の仕方について、過去のCT撮影での分解能実験を参考に、放射光での分解能評価に応用可能かを検討した。 実験4として、ポリマー内包コイルの識別実験のための準備のために、シリコン血管を購入し、適切なコイル重点率の計算を行った。また、実際にポリマー内包コイルを挿入し、肉眼的にどのように評価できるのかを評価し、また現在臨床使用している血管撮影装置でどのように観察されるかを確認する予備実験を行った。 コロナ禍の中で、高エネルギー加速器研究機構の実験枠が制限され、照射実験は2020年度は施行できなかった。2021年度は実験枠を確保できるように現在調整中である。併せて、別の線源での実験継続の可能性について、産業科学研究所と打ち合わせの予定も検討している。 実験2、実験3については令和3年度以降に実施予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍の中で、高エネルギー加速器研究機構の実験枠が制限され、照射実験は2020年度は施行できなかった。2021年度は実験枠を確保できるように現在調整中である。併せて、別の線源での実験継続の可能性について、産業科学研究所と打ち合わせの予定も検討している。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍の中で、高エネルギー加速器研究機構の実験枠が制限され、照射実験は2020年度は施行できなかった。2021年度は実験枠を確保できるように現在調整中である。限られた実験枠の中で効率よく実験を遂行するために、照射モデルを予定より早く作成しながら進めることを「予定している。 併せて、別の線源での実験継続の可能性について、産業科学研究所と打ち合わせの予定も検討している。
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Causes of Carryover |
照射実験が予定より遅延していることと、参加予定であった学会参加が中止になったことが影響している。2021年度は研究成果をもとに発表も可能と考えていため、学会参加費や旅費に使用予定である。
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