2020 Fiscal Year Research-status Report
Study on how anticonvulsants affect car driving
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20K17977
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
内山 拓 自治医科大学, 医学部, 講師 (80790724)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 自動車運転シミュレータ |
Outline of Annual Research Achievements |
自治医科大学附属病院脳神経外科外来に通院する対象者を抽出し、自動車運転シミュレータでの評価を行っていたが、2020年途中で新型コロナウイルス感染症の流行のため実施を控えることとした。対象者が自治医科大学附属病院脳神経外科外来患者のみでは十分ではないため、自治医科大学附属さいたま医療センターの外来患者の中に本研究の対象者がいないか、診療録データのスクリーニングを行った。てんかん患者で公安委員会への診断書作成を依頼した方をリストアップし、その中から抗てんかん薬を内服し、発作が2年間コントロールされている方を診療録を参照し抽出した。現時点で、25名の対象者を得た。各々の外来受診のタイミングで、主治医より本研究への案内を行ってもらい、同意が得られた場合は、その後の外来受診時に運転シミュレーションを行っていきたいと考えている。自治医科大学附属さいたま医療センターには、まだ自動車運転シミュレータを設置していないため、シミュレータの設置場所の検討、外来からの動線の検討なども行った。新型コロナウイルス感染症の状況次第であるが、今後は自治医科大学附属さいたま医療センターでも自動車運転シミュレーションが行えるように、自動車運転シミュレータを設置したいと考えている。また、新型コロナウイルス感染症がいつ落ち着くかまだ検討がつかないので、感染対策を十分に行いながら、対象者の評価を行っていけるように環境を整えたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の流行のため。対象者と対面での評価が必要なため、自動車運転シミュレータでの評価を控えたため。
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Strategy for Future Research Activity |
自治医科大学附属病院脳神経外科外来患者に加えて、自治医科大学附属さいたま医療センター外来患者の対象者についても、運転シミュレーションを行っていきたいと考えている。自治医科大学附属さいたま医療センターにも運転シミュレータを設置できるように環境調整を行い、コロナウイルス感染症の感染対策に配慮して、研究を進めていきたいと考えている。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイル感染症の流行に伴い、研究計画に変更が生じた。研究に必要な機材に変更が生じる可能性があり、今後の見通しが立ってから機材の購入を行うこととしたため、昨年度の使用額が少なかった。
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