2020 Fiscal Year Research-status Report
最新人工股関節の生体内耐摩耗性解明と次世代インプラント開発への応用
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20K18022
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
高田 亮平 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (10845382)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 耐摩耗性 |
Outline of Annual Research Achievements |
現在ほぼ全ての症例の人工股関節摩耗率計測が終了しており、現在臨床データの取りまとめを行なっているところである。また人工股関節カップの移動量の計測を開始するべく、全症例の術前術後画像を吟味して回収し、計測用の画像処理を開始しているところである。また、2つの異なる最新人工股関節を使用した臨床成績についても詳細な解析を行なっている。具体的には他覚的所見に加え、患者視点からの臨床成績評価を行なっている。昨今では他覚的評価だけの臨床評価が見直されてきており、主観的臨床成績評価を本研究に含めることは非常に有益であると考えている。現在のところでは主観的評価もふくめ2つの異なる最新人工股関節置換術術後の臨床成績には差がないと考えられているが、今後さらなる調査が必要と考えている。現在の結果としては、異なる2つの最新の人工股関節の耐摩耗条件はほぼ同様となると考えられ、本結果の公表は世界中で使用される人工股関節全置換術の安全性を示すものであり、現段階の結果だけでも有益であると考えられる。事実、過去の同様の当科からの報告は多くの論文に引用されており、研究内容自体が注目されていることを示すものと考えている。本中間結果は学術論文誌Orthopaedics & Traumatology; Surgery & Researchにacceptされており、近日中にpublish予定である。本中間結果を2021年度人工関節学会で口演発表する予定であるが、コロナの影響もあり、学会自体が延期されている状態である。人工股関節カップの移動量計測が終了し次第、英語論文としての報告の準備に取り掛かる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ほぼ当初の計画通りの解析に加え、主観的臨床評価を追加で行いすでに実施しており、順調に進展していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
カップ移動量の計測、解析を行い、先の磨耗率解析結果とともに英文にて報告を行う予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ渦により学会発表、特に海外発表が中止となり、遠征費用が計画よりも使用されなかった。
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Research Products
(1 results)