2021 Fiscal Year Research-status Report
最新人工股関節の生体内耐摩耗性解明と次世代インプラント開発への応用
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20K18022
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
高田 亮平 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 助教 (10845382)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 摩耗率 / 第2世代 / クロスリンクポリエチレン |
Outline of Annual Research Achievements |
現在使用可能な2種類の最新の人工股関節の術後5年での摩耗率を専用計測ソフトで計測し、2種類に差異がないことを確認した。また、術後5年以降の段階では人工関節周囲に目立った骨溶解象が認められないことも本研究において明らかになった。本結果により暫定的に最新の人工股関節は問題なく継続しようすることが可能であることが明らかになったため、世界的にも有用な研究成果と考えられる。本結果を国内学会で発表し、さらにOrthop Traumatol Surg Resに投稿し、すでにacceptされている。現在その知見を用いて新たな人工関節の開発をめざすべく、企業と協力しながら研究をすすめているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在最新の人工股関節の術後成績をまとめ、その知見をもとに最新の人工股関節の開発を目指している。次年度でおおまかな制作プランを立てられる見込みである。
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Strategy for Future Research Activity |
現在最新の人工股関節のデザイン、コンセプトについて考察しているところである。今後人類は宇宙空間等ふくめさまざまな環境に適応する必要があることから、さまざまな環境に適応できる人工関節の開発を目指している。
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Causes of Carryover |
現在の最新の人工関節の解析は終了したが、新たな人工関節の開発までには残念ながらいたっていない。次年度にて本格的な開発を進めていく予定である。
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