2022 Fiscal Year Research-status Report
Myostatinによる未分化間葉系細胞の腱細胞への分化誘導メカニズムの解明
Project/Area Number |
20K18028
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
北村 陽 信州大学, 医学部附属病院, 医員 (00836033)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 腱細胞 / 未分化間葉系細胞 / 分化誘導 / myostatin |
Outline of Annual Research Achievements |
我々はこれまでにMyostatinの刺激により、マウス筋芽細胞株C2C12を腱組織の恒常性維持や損傷後の修復において重要な役割をなす腱細胞へ効率的に分化させる 培養系を確立し、そのシグナル伝達経路を明らかにした。本研究ではより未分化な間葉系細胞株C3H10T1/2から腱細胞への分 化を誘導する新たな培養系を用い、 1)Myostatinによる未分化間葉系細胞の腱細胞への分化誘導時に活性化されるシグナル伝達経路、2)Myostatinの拮抗蛋白であるFollistainの腱細胞分化における 機能、3)Myostatinの生体内に存在する腱幹/前駆細胞から腱細胞への分化に与える影響、の3点を解明する。 当該年度では同培養系を用いてMyostatinの拮抗蛋白であるFollistatinの腱細胞分化に与える影響を腱細胞マーカーについてリアルタイム PCRによる定量を行い、解析を行なった。Follistatinによる腱細胞分化抑制作用はありそうだったが、Follistatinの至適濃度が明らかな出ないためまだ結果が安定していない。今後Follistatinの至適濃度の検討を行っていく。 またmyostatinに腱分化誘導についてPCRでの検討は終えており、さらにウェスタンブロッティングでのタンパクレベルでの腱細胞分化誘導の検討を行なっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
前述したFollistatinのmyostatinに対する拮抗作用の検討において、その至適濃度の検索に時間を要している。 またウェスタンブロッティングにおいて至適な抗体の検討や、条件どりに時間を要しており実験の進捗は遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
Follistatinのmyostatinに対する拮抗作用をPCRを用いて明らかにする。そのための実験の指摘条件も検索していく。 またmyostatinの腱分化誘導についてウェスタンブロッティングでの検討を引き続き行う。
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Causes of Carryover |
実験進行の遅延のため予定していた金額より少ない支出になった。 次年度に当該年度で予定していた実験も行う予定である。
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Research Products
(1 results)