2020 Fiscal Year Research-status Report
外反母趾の病態と新たな治療法確立のための第1TMT関節の解剖学的研究
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20K18077
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
軽辺 朋子 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (50806221)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 医学研究 / 外反母趾 / 解剖学的検討 |
Outline of Annual Research Achievements |
本学の系統解剖死体を用いて第1TMT関節周囲の解剖をおこなった。2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響で解剖時期の変更等があり予定数の解剖が行えなかった。しかし、数少ない解剖の結果から、第1TMT関節の関節面には形態学的に特徴があることが判明し、その形態の違いが、外反母趾の原因の一因である可能性があると考えられた。 また、解剖が行えない期間は画像解析やこれまでのデータを集計し、学会活動や論文の執筆を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響で解剖実習の期間の変更があり、予定数の解剖が行えなかったため。しかし、数は達成しなかったが、得られた知見はあり、次年度につながる研究となった。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は予定数よりも多くの解剖を行いたい。2020年度で要領や方法が獲得できたため、可能と考える。また、解剖から得られた知見を確認する目的で既存の画像を解析し、研究を発展させたい。
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Causes of Carryover |
解剖から得られた知見を、これまでの手術症例や外反母趾変形のない症例から検討、評価する必要があると考える。そのために既存の画像データの解析を検討しており、限度額内で購入可能な解析ソフトがあれば購入する。
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Research Products
(6 results)