2020 Fiscal Year Research-status Report
腎移植におけるT細胞関連拒絶反応の病理学的進行とAutophagyの関連性
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20K18145
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
土本 晃裕 九州大学, 大学病院, 助教 (50572103)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 腎臓 / オートファジー / 移植 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の主眼は,T細胞関連拒絶の進展とオートファジーに与える影響することである.今年度は,腎移植生検のデータベースを構築するためのハードウェア環境を整えた.構築されたデータベースをもとに,T細胞関連拒絶の病理所見と臨床経過について,検討を行った.九州大学病院の300例の腎移植患者を対象にした観察研究において,T細胞関連拒絶を,急性型と慢性活動性型に分類した.慢性活動性型は,急性型に比し,間質線維化/尿細管萎縮の進行度合いが明らかに強く,臨床経過と長期予後はは明らかに慢性活動性の方が悪いことが示された.上記内容について論文を執筆し,採択された(Nakagawa K, Tsuchimoto A, et. al. Am J Transplant 2020).上記結果をもっと,慢性活動性型と急性型のオートファジー活性について比較検討を行う観察研究を開始した.また,オートファジーの尿細管への影響の検討するための基礎細胞実験を開始する予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データベース構築の準備ができ,論文投稿と採用まで到達することができた. また,基礎実験を開始についても予定通りである.
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Strategy for Future Research Activity |
基礎実験を進め,オートファジーについて得られた知見をもとに,移植腎病理において同じ現象が観察されるか否か検討を行う予定である.
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Causes of Carryover |
研究計画より進捗が速かったため,基礎実験をすすめることとした.
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Research Products
(1 results)