2021 Fiscal Year Research-status Report
女性特有癌の遺伝的リスク教育が勤労世代女性のライフプラン形成に与える効果の検証
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20K18159
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
甲畑 宏子 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 講師 (90762542)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 乳がん / 遺伝教育 / 検診 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度実施した勤労世代の女性約500名を対象としたニーズ調査の結果および教材コンテンツの確定を受け、今年度は教育を行うための準備を開始した。社員の健康増進に力を入れている「健康経営優良法人」(全国約3,000社より抽出)の社員を対象とした対面教育を予定していたが、COVID-19の蔓延等により対面形式での実施が困難な状況となったため、教育方法の見直しを行った。フルタイム勤務の女性においては「勤務場所での健康教育としてのセミナー受講」のニーズが高かったが、それ以外の勤務形態の女性においては「ウェブ上での動画」もしくは「パンフレット等の紙媒体」での教材ニーズが高かった。COVID-19蔓延下での教育の在り方について再考した結果、COVID-19の感染リスクに加え、多様な勤務形態の女性のニーズを反映したウェブやパンフレットなどの教材を活用した教育が望ましいことが予想された。そこで、2021年度は、教材コンテンツのパンフレット化に向けた内容の見直しとパンフレット内の文章作成に着手した。 また、当初の研究計画は対面での教育を想定していたことから、教育方法の変更に伴い生じ得るリクルート方法、効果検証の在り方についても見直しを行った。具体的には、「健康経営優良法人」での健康教育の方法の変更を反映させる必要があるため、再度「健康経営優良法人」の健康教育の内容・方法を再調査する必要性が明らかとなった。また、教育効果検証時の調査項目の見直しを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
COVID-19蔓延下での感染リスクの少ない教育活動の在り方について再考を求められた。2022年度は新たな教育方針、調査方針の策定を行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間において下記を遂行する予定である: ①「健康経営優良法人」におけるコロナ下での健康教育の内容・方法を明らかにするとともに、作成した紙媒体のパンフレットによる乳がん教育のニーズを調査する ②協力企業に対してパンフレットを送付し、教育効果の検証を行う ③②の結果に基づき、教材の内容のブラッシュアップを有識者(教材作成協力者)と共に行う
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Causes of Carryover |
COVID-19の蔓延により研究計画の変更が生じたため
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Research Products
(1 results)