2021 Fiscal Year Annual Research Report
Foxp4の子宮内膜癌増悪化の機序解明とアンドロゲンに着眼した新規治療法の開発
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20K18160
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
松岡 歩 金沢大学, 附属病院, 助教 (50579662)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 子宮体部類内膜癌 / Foxp4 / Androgen receptor / Androgens |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は子宮体部類内膜癌において、Foxp4の発現が子宮体部類内膜癌における悪性化への関与に関する知見を得ること、そしてFoxp4を制御する因子の一つとしてAndrogenに注目し新しい子宮体部類内膜癌の治療法の提案を目指すものである。 これまでの子宮体部類膜癌症例でのFoxp4・AR発現の検討やヒト子宮内膜癌細胞株を用いた結果から、Foxp4は子宮体部類内膜癌において、細胞増殖を促進させる可能性や足場非依存性増殖を促進させる可能性があることが示唆された。またDHTを投与するとFoxp4の発現量が低下し細胞増殖が抑制されることも判明した。 マウスを用いた検討として、ヌードマウスにFoxp4をノックダウンしたヒト子宮内膜癌細胞株を皮下投与したところ、腫瘍形成能の抑制が認められた。またヒトARを発現した子宮体癌細胞株を、卵巣除去したメスのヌードマウスに皮下投与し、さらにマウスにDHTを投与すると、腫瘍形成が抑制され、その腫瘍は乏血性であることが確認された。 Microarray解析を用いたFoxp4発現を制御する因子の検討として、ヒト子宮内膜癌細胞株に対して作成したFoxp4のノックダウン株と、AR発現株にDHTを投与した際の発現遺伝子群をMicroarrayにて解析した。また遺伝子群のPathway解析により、そのシグナルPathwayを阻害する薬剤が子宮内膜癌症例においても用いることができる可能性があり、その可能性を検討した。
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