2020 Fiscal Year Research-status Report
頭頸部扁平上皮癌におけるCXCR4/SDF-1軸の役割の解析
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20K18241
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
登米 慧 秋田大学, 医学部附属病院, 助教 (20816045)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 頭頸部癌 / 下咽頭癌 / CXCR4 |
Outline of Annual Research Achievements |
過去の論文では下咽頭扁平上皮癌細胞株にCXCR4発現が認められることを証明し、SDF-1による刺激がCXCR4を活性化させて癌細胞の進展を促していることを報告した。 次の段階としては実際の下咽頭癌患者の生検組織中にSDF-1、CXCR4が高発現していることを免疫染色を用いて確認し、発現の度合いと予後の相関について調査する予定である。 そこで現時点では秋田大学医学部付属病院の耳鼻咽喉科で10年以内に初回治療を行った患者をリストアップし、生検の検体を確保しているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
effortの確保が難しいため
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Strategy for Future Research Activity |
臨床面での負担を軽減してもらうよう、同僚と交渉している。 また免疫染色の手法については耳鼻咽喉科の大学院生や実験助手が習得しており、その方々の協力を得て進める方針である。
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Causes of Carryover |
今後の免疫染色に用いる試薬や、マウスを購入するために要する。
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