2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of next-generation simulation-based training for head and neck surgeries
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20K18255
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
三谷 壮平 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (00568850)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 外科教育 / バーチャルリアリティ / シミュレーショントレーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、次世代の手術トレーニングの開発を目的としている。複雑な立体構造を有する頭頸部領域の解剖の熟知を目指したVR/MR技術を利用したシミュレーショントレーニングの開発および、正確な腫瘍切除のスキル習得を目指した腫瘍切除モデルを使用したトレーニングの開発、頭頸部手術の技術を評価する尺度の開発を目指している。2021年度は、 ①愛媛大学工学部と開発したアプリを使用し、VR/MR技術を用いたハイブリッドカダバートレーニングを実施し、結果が頭頸部癌47940:366-370,2021に掲載された。甲状腺手術に関する教材をバーチャルで空間に表示し、その教材を参照しながらカダバーで手術を行うことを可能にしており、非常に高い評価であった。 ②VR/MR技術を利用して3Dバーチャルモデルを術前術中に使用した経験をまとめ、Laryngoscope Investig Otolaryngol 6(3):432-437,2021に掲載された。頭頸部領域の腫瘍切除の際に、立体解剖の理解のため、症例の術前画像から3Dバーチャルモデルを作成し使用した。この方法は、直感的に腫瘍と周囲構造物の位置関係や手術のアプローチ方法をイメージできる点で優れていた。 ③腫瘍切除トレーニングモデルをKOTOBUKI Medical株式会社と開発し、実習に使用した。データを解析し、現在論文化をすすめている。これまで客観的に評価しづらかった外科医の技術を、切除時間や組織の色調変化、安全域の正確な測定などにより、定量化することができた。 ④手術技術の評価尺度の基盤として、頭頸部手術に必要な手術技術について研究した結果(Annals of Surgery Open. 2:e059,2021に掲載)に追加し、若手医師を対象としたデータを収集し、現在論文化を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
全体として予定通り進行中であり、順調に論文として成果発表できている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、現在の方針で進める。
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Causes of Carryover |
愛媛大学工学部でアプリを作成中であり、完成の目処をみて新たなヘッドマウントディスプレイの購入を検討することとしたため。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Verbalization, categorization, and evaluation of fundamental surgical skills: An expert consensus in open head and neck surgery2021
Author(s)
Mitani S, Nishio N, Kitani T, Ugumori T, Wakisaka H, Tanaka K, Miao B, Chan JYK, Holsinger FC, Hato N
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Journal Title
Annals of Surgery Open
Volume: 2
Pages: e059
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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