α-galcerシートとNKT細胞免疫系を用いたアレルギー性鼻炎の新規治療法

2021 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 20K18304
• Research Institution: Chiba University
• Principal Investigator: 栗田 惇也 千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (80867268)
• Project Period (FY): 2020-04-01 – 2024-03-31
• Keywords: アレルギー性鼻炎 / α-garcel / 舌下免疫療法

Outline of Annual Research Achievements

令和3年度は引き続きOVAアレルギーモデルマウスを用いて、アルファガルセルシートの有用性を確かめるべく舌下免疫療法の実験を実行した。適切な鎮静を行わないとマウスの舌下に抗原液を保持する時間が確保できず舌下免疫療法の効果確認としては再現性が高くないことを認識した。
NKT細胞の集積を確認するためのPCR、採血・血清採取といった手技は確率しており、令和４年度は鎮静方法を再考の上、再度実験を行う予定である。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

舌下投与を行う際の鎮静方法に改善の余地があることが判明した。新しい鎮静方法について現在準備中である。

Strategy for Future Research Activity

新たに提供されたアルファガルセルシートを用いて再度実験を行う予定である。血清中のサイトカインの解析など過去2年ではできなかった検討も行う予定である。

Causes of Carryover

初年度に購入した試薬を現在も使用しているためである。これまで行っていなかった血清の解析も次年度は行う予定であり問題なく使用可能である。