2022 Fiscal Year Annual Research Report
上咽頭癌発癌をEBウイルス癌蛋白LMP1発現細胞の細胞競合から解明する
Project/Area Number |
20K18320
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
池田 雅一 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (40707486)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 上咽頭癌 / LMP-1 |
Outline of Annual Research Achievements |
BEAS2B細胞にTd-Tomatoの蛍光蛋白を発現するLMP1発現プラスミドを形質導入したが、LMP-1の形質導入においてTd-Tomatoの発現が再現性に乏しく安定的にできなかった。 そのためBEAS2B細胞にGFPの蛍光蛋白を遺伝子導入し、その細胞にLMP-1の形質導入を行った(GFP(+)BEAS2B細胞)。LMP-1の形質導入の2日後にGFP-BEAS2B細胞が紡錘型の形状変化しており、間葉変化を来していると考えられた。これらGFP(+)BEAS2B細胞をBEAS2B細胞と2:98の比率の細胞数で混和して培養を行った。細胞密度はdish A:dish B=2:1とした。 培養開始後7日目と14日目に蛍光顕微鏡でLMP-1が形質導入されたGFP(+)BEAS2B細胞の状態を確認した。Dish Bにおいて紡錘形のGFP(+)BEAS2B細胞が所々に集簇して増加していた。dish Aにおいてはdish Bのような集簇するGFP(+)BEAS2B細胞の増殖は認められなく、GFP(+)BEAS2B細胞は淘汰されていく様子が観察された。
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