2020 Fiscal Year Research-status Report
網膜色素変性症におけるベイズ法を用いた視野進行予測モデルの構築・検証
Project/Area Number |
20K18337
|
Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
藤野 友里 島根大学, 医学部, 客員研究員 (20768254)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 眼科学 / 視野 / 機械学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
変分ベイズ線形回帰Variational Bayes Linear Regression法(VBLR)を使用した視野予測モデルが緑内障の視野予測モデルが緑内障の進行を正確に予測するのに有効であった報告を以前報告した。(Invest Ophthalmol Vis Sci. 2014, 2018) 今回はこのVBLRを用いて新たに視野予測アルゴリズムを再構築し、その有効性を検証した。 本研究では網膜色素変性症を対象としているが、今回は同様に慢性進行性の視野狭窄を主症状とする開放隅角緑内障73例122眼において、現在臨床で広く用いられている静的視野検査ハンフリー視野計(Carl Zeiss社)SITA-Standard法と、VBLR法を搭載したAP-7700視野検査(興和株式会社)を測定し視覚感度、再現性、測定速度の比較を行った。 (Br J Ophthalmol. 2021 Jan 13;bjophthalmol-2020-318304. doi: 10.1136/bjophthalmol-2020-318304.)
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
モデル構築の改良が順調に進行しているため。
|
Strategy for Future Research Activity |
本研究モデルであるVBLR法を搭載したAP-7700の測定を行い、網膜色素変性症での視野データを取得することで緑内障以外での疾患でも有用性を検証する。
|
Causes of Carryover |
解析に用いるデータの環境整備、成果発表、英文校正費として使用する。
|
Research Products
(1 results)