2022 Fiscal Year Research-status Report
少数歯欠損における新たな部分床義歯の開発-フルデジタル・ワークフローの確立と提唱
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20K18613
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
西山 弘崇 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (10783277)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | デジタルワークフロー / 部分床義歯 / 3Dプリンター |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度は新型コロナウイルスの蔓延により当初の計画よりも進行が滞ったが,その中でも,3Dプリンターを義歯床用材料(PMMA)に使用し,全部床義歯に応用した症例を経験した.しかしながら人工歯と義歯床部分の接着部分の形態等まだまだ課題があると感じた.またこの症例においては,製作工程は簡略化されたが,従来法で製作した全部床義歯よりも義歯床適合面で劣っていたように感じた.部分床義歯のデジタル応用に関しても応用した症例を経験したが,クラスプ部分の造形に関して改善の余地があると感じた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルスが収束に向かっており,一昨年と比較して患者への応用が順調に進行している.
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Strategy for Future Research Activity |
現在までの成果を2023年度の日本補綴歯科学会で発表予定である.症例数の獲得にやや遅れが生じているため,来年度入局する医局員にも協力してもらうこととする.症例の選択も窓口を広げすぎていた感もあるため,中間欠損や即時義歯症例に症例を限局していく予定である.
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの影響で予定していた海外学会発表が中止になり,予定していた予算額が少なくなってしまった為,次年度使用額が生じてしまった.次年度では,被験者を増やし積極的に学会発表を行い,論文執筆費用に充てていきたいと考えている.
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