• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2022 Fiscal Year Annual Research Report

骨造成後のインプラント周囲骨の経年的変化に影響する生体力学的背景因子の検討

Research Project

Project/Area Number 20K18623
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

佐藤 智哉  東北大学, 大学病院, 助教 (10845902)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords骨造成 / コーンビームCT / 歯科用インプラント / 骨リモデリング
Outline of Annual Research Achievements

本研究は,歯科インプラント補綴治療を受けた患者を対象に,CT画像解析によりインプラント周囲骨の経時的形態変化を実測,さらに咬合等の補綴学的要件や患者の全身状態を評価項目として,骨吸収を含めた骨移植部の形態変化に影響を及ぼす様々な因子の検証を行った.
被験者は東北大学病院歯科インプラントセンターにて骨造成を行った後にインプラント補綴治療の完了した20歳以上の男女とし,研究参加の同意を文書で得られた者を対象とした.最終年度において15名の被験者の25本のインプラントに対して上記の解析が完了した.各被験者のCTデータを画像処理ソフトウェアScan IPにてセグメンテーション後に3次元構築し,骨の外形状およびインプラント頬側部の3次元的骨量の経年的変化を解析した.また、各被験者のCTデータを用い3次元モデルを作成,有限要素モデルを構築し,インプラント周囲骨内応力・歪みを算出した.有限要素解析ソフトウェアはAbaqusを使用し,連携協力機関のシドニー大学(オーストラリア)の研究協力者と解析を実施した.結果として,多くのインプラントについては補綴後最初の1年において骨変化が大きく,1年後から2年後にかけての変化は小さいことが見出された.また,インプラント頬側骨量の変化においては,骨内応力・歪みとの有意な相関は認められなかった.しかしながら,補綴直後の頬側骨の厚みがその後の骨変化に影響を及ぼし得ることが明らかになり,インプラント補綴を長期にわたり良好に維持するためには,インプラント周囲骨量や形態が重要であることが示された.

  • Research Products

    (3 results)

All 2022

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results,  Open Access: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] In vivo measurement of three-dimensional load exerted on dental implants2022

    • Author(s)
      Assoratgoon Itt, Yoda Nobuhiro, Iwamoto Maya, Sato Tomoya, Kawata Tetsuo, Egusa Hiroshi, Sasaki Keiichi
    • Journal Title

      International Journal of Implant Dentistry

      Volume: 8 Pages: 52

    • DOI

      10.1186/s40729-022-00454-y

    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Journal Article] 上部構造装着後におけるインプラント周囲骨の3次元的変化に影響する因子:1年間の追跡調査2022

    • Author(s)
      岩本麻也,依田信裕,菅野武彦,山本貴文,佐藤智哉,川田哲男,佐々木啓一
    • Journal Title

      顎咬合学会誌

      Volume: 42 Pages: 30-37

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 大学病院歯科インプラントセンターにおける過去3年間の患者動向調査2022

    • Author(s)
      佐藤智哉,依田信裕,小山重人,森島浩允,尾崎茜,新部邦透,山内健介,江草宏
    • Organizer
      第52回日本口腔インプラント学会学術大会

URL: 

Published: 2023-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi