2021 Fiscal Year Annual Research Report
microRNA吸着能を持つ環状RNA搭載エクソソームの開発
Project/Area Number |
20K18658
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
吉村 周作 千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (30850995)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 口腔癌 / 環状RNA / drug delivery system |
Outline of Annual Research Achievements |
低分子RNAは有望な癌遺伝子治療の候補ツールであるが、生体内のRNaseや免疫作用により分解・排除される可能性がある。これに対し脂質二重層構造を持つエクソソームは、免疫系からの攻撃を免れ、proteinaseやRNaseの影響を受けず、安定して血中に循環している。エクソソーム内容物は多様で (タンパク質、DNA断片、microRNA (miRNA), non-coding RNA等)、取り込んだ細胞の機能に重要な影響をおよぼす。Non-coding RNAの一種である環状RNAは特定のmiRNAを吸着し、その機能を排除する。これらの知見から、申請者は癌の進行・転移に関するmiRNAだけを効率的・特異的に吸着・除去する癌抑制性環状RNAが有力な癌抑制剤となりうると考えた。事実、我々の先行研究で口腔癌細胞で既知癌抑制性環状RNAが有意に低下していることを突き止めている。その研究結果をもとに本研究は口腔癌特異的表面タンパクを施したエクソソームを作成し、その中に癌抑制性環状RNAを内包させた癌細胞攻撃型エクソソームを開発することにより、癌標的治療の新たな方向性を見出すことを研究目標としている。以下に本研究の成果を示す。 1.miRNA arrayからOSCCで発現が上昇しているmiRNAをピックアップした。 2.ピックアップしたmiRNAの配列に特異的に吸着するcircRNAの配列を設計した。
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