2021 Fiscal Year Research-status Report
病理像と血液循環核酸による口腔癌動注化学放射線療法の予後予測システムの構築
Project/Area Number |
20K18705
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
林 雄一郎 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (80806464)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 口腔癌 / 動注化学療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
動注化学放射線療法(動注)を行った、口腔扁平上皮癌の病理組織像を解析した。 動注後に再発した症例を検索したところ、治療前の生検では角化が著明な高分化であった像が再発時生検では角化傾向が比較的乏しく中分化の像となっていた。また癌細胞の核腫大が目立ち、治療前後で癌細胞の特性が変化していることが示唆された。 再発症例および治療が奏功しなった症例については、癌細胞のki-67陽性率などを免疫組織化学的に解析している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
異動により、研究環境の構築に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
扁平上皮癌の解析に加えて、唾液腺癌も解析対象に含める。異動先の研究環境を整えながら研究協力者と進め、結果を学会、論文で発表する。
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Causes of Carryover |
異動により研究の遅れが生じた。また、試薬の発注などスムーズに研究環境を構築できなかった。今後はは外部機関へ解析の委託などに研究費を使用し、遅れを取り戻す。
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